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+ | * 松田 朝彦, 内藤 裕幸, 門平 卓也. 「材料データプラットフォームのための協働型材料語彙システム展開」 電子情報通信学会 サービスコンピューティング研究会 (2020) https://ken.ieice.org/ken/paper/20201113LC0L/ | ||
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Latest revision as of 08:42, 16 February 2024
MatVoc は、NIMS材料データプラットフォームセンターが蓄積している材料語彙情報の閲覧サービスです。
語彙情報とは
材料研究においては、それが何の材料に関するものか、どういう手法により得られたデータか、などの情報を記録することが重要です。ここで用いる用語は、実質的に同じものを指していても慣例で異なる表現があったり、略称や短縮形が用いられることが一般的です。また用語同士に様々な関係性を見いだすことができたり、規格などの外部情報源での定義を参照することが有意義な場合もあります。
このような語彙情報を管理することは材料データを取り扱う上で非常に重要であると考えられ、材料データプラットフォームセンターでは MatVoc という名前で材料語彙情報を整理しています。
語彙管理のメリット
- 材料用語の日英表記、別名、類義語、関連データを一元的にまとめられます。
- 共同研究やデータ連携がスムーズになります。
- 実は同じ材料を別のテーマで進めていた、関連の材料や関連の計算法のデータが公開されている、などの情報を一つに結びつける鍵になります。
- 一見して無関係なデータをつなぎ、横断的な解析を行うための関連付けができます。
- 様々な上位語を作り、知識を整理できます。上位概念を介することで、兄弟の語彙、親戚の語彙、それらに紐づく研究を見つけられます。研究の展開、新発見をアシストします。
MatVocの構造
MatVoc では、保持している語彙をいくつかの「辞書」に分け、階層的に整理しています。(より狭義の項目から広義の項目に向けて “has broader” というリンクを張っています。)各辞書には様々な語彙項目が登録されています。各項目には Q123 のような形の通し番号 (QID) が付与され、以下のような情報を持ちます:
- 日・英ラベル(名称)
- 日・英による説明
- 日・英それぞれの別名リスト
- 他の項目との階層構造など、関係性リンク
MatVoc Explorer (語彙閲覧サービス)
MatVoc Explorer では、辞書別に階層構造に基づいてMatVocに登録された語彙を一覧表示できます。また、語彙ラベルで検索することができます。検索結果には語彙のQIDと各種情報が表示されます。
参考文献
- 谷藤 幹子, 松田 朝彦, 長尾 浩子, Daniel Nations, 内藤 裕幸, 石井 真史, 吉川 英樹. 「語彙でつなげる研究データ:材料語彙MatVocの事例紹介」『材料データプラットフォームDICE2.0 - データ創出−蓄積−利用−連携の基盤』 SPring-8データワークショップ 第2回「SPring-8データセンター構想とMDXプロジェクトとの連携」 (2022) https://doi.org/10.48505/nims.3279
- 松田 朝彦, 内藤 裕幸, 門平 卓也. 「材料データプラットフォームのための協働型材料語彙システム展開」 電子情報通信学会 サービスコンピューティング研究会 (2020) https://ken.ieice.org/ken/paper/20201113LC0L/
利用条件
国立研究開発法人物質・材料研究機構(以下「機構」又は「NIMS」という。)の材料語彙サービスMatVoc及びMatVoc上で提供される材料語彙データに関する利用条件及び免責事項を記載します。
- 語彙データに関する著作権その他の権利は、当該語彙データに関する権利を現に有する権利者に帰属し、第三者に対して何らの権利も譲渡又は移転されるものではありません。
- 語彙データを利用した研究成果物等を公表するときは、NIMS MatVoc (https://matvoc.nims.go.jp/) を出典として明示してください。
- 機構は、語彙データの変更、削除、表示の停止について、利用者への予告なしに行うことができるものとします。
- 機構は、システムの保守、停電等によりサービスの提供ができないときその他システムの管理・運用上必要と認めるときは、いかなる場合でも、その必要に応じ、MatVoc のサービス内容の全部若しくは一部を変更し、又はサービスの提供を停止し、若しくは中断すること(以下「サービスの変更等」という。)を利用者への予告なしに行うことができるものとします。
- 利用者は、MatVocの利用によって、また語彙データの利用について、第三者との間で紛争が生じた場合、自らの責任と負担により解決するものとし、機構は当該紛争に関して一切責任を負わないものとします。
- 機構は、語彙データの完全性、正確性、目的適合性等について、何らの保証をせず、利用者に対し責任を負いません。利用者は、本サービスの利用にあたり、自己の責任においてデータの完全性、正確性、目的適合性等を判断するものとします。
- 機構は、MatVoc が常に正常に稼働し、支障なく利用できること、その他の MatVoc 及びそのシステムの機能について、利用者に対し責任を負いません。
- 機構は、MatVocの利用の結果生じたいかなる損害についても、利用者に対し責任を負いません。
- 機構は、語彙データの変更、削除、表示の停止のいずれかにより生じたいかなる損害についても、利用者に対し責任を負いません。
- 機構は、MatVoc のサービスの変更等により生じたいかなる損害についても、利用者に対し責任を負いません。
お問い合わせ
https://dice.nims.go.jp/contact/form.html のフォームからお願いします。